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竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2025.08.20

(第18回)文字・書物をめぐる運命と偶然:habent sua fāta libellī/書物はそれぞれの運命を持っている

habent sua fāta libellī ハベント スア ファータ リベッリ― (書物はそれぞれの運命を持っている) 書物の運命 表題に掲げたラテン語の格言は, 古代ローマの文法学者テレ[……]
#小さな調整が大きな変化を:発達障害の方々にとって「悪くない暮らし」のために(佐々木康栄)| 2025.07.08

(第4回)専門性を支える5つの土台「PEACE」

はじめに 第1回から「倫理観」に触れてきましたが、想いだけではどうにもならないことも少なくありません。想いを形にするには専門的な知識や技術が不可欠です。前回は「専門性」を扱い、支援の軸という言葉を用い[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2025.06.26

(第17回)音楽のラテン語とラテン語格言:Mūsica est exercitium arithmēticae occultum nescientis sē numerāre animī /音楽とは, 自分が数えていることを知らない精神の隠された数学の訓練である

音楽に関するラテン語の引用句の中でも私が最初に思い出すのは, 表題に掲げた哲学者・数学者 G. W. ライプニッツ(Gottfried Wilhelm Leibniz, 1646-1716)によるこの[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2025.06.05

(第79回)トランプ通商政策を理解する—国際通商法における相互主義の概念(平家正博)

平見健太「国際経済法秩序の動態と相互主義の論理(1)(2)」/同「国際通商法における相互主義の位相---法秩序の特質とその淵源について」 『早稲田法学会誌』67巻2号(2017年)379-420頁、6[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2025.05.15

(第21回)子宮移植:あなたは賛成、それとも反対?

まずは、あなた自身に答えていただくところから始めよう。 1.子宮移植では、ドナーから摘出した子宮をレシピエントに移植し、レシピエントが妊娠・出産した後、移植した子宮を摘出します。あなたは子宮移植に賛成[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2025.04.24

(第16回)ワインと真実の親密な関係:in vīnō vēritās/ワインの中に真実がある(第2部)

『オデュッセイア』における「ワインと真実」 前回のエッセー(第15回)では, ホメーロス『オデュッセイア』の英雄オデュッセウスが, パイアーケス人たちの王アルキノオスの宮殿で開かれた宴会の場面において[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2025.04.15

(第20回)生殖補助医療と子の先天異常:自然妊娠より高い障害をもつ確率

体外で受精させた卵子を子宮に移植する「体外受精・胚移植」や、卵子に精子を直接注入することで受精させ、それを子宮に移植する「顕微授精・胚移植」は、今や標準的な生殖補助医療になりつつあるようだ。しかし、こ[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2025.03.31

(第15回)ワインと真実の微妙な関係:in vīnō vēritās/ワインの中に真実がある(第1部)

表題に掲げたラテン語の格言は, おそらく誰もが知っている, 最も有名なラテン語格言のひとつでしょう. まずは簡単に文法をおさらいしておきましょう. in は奪格と共に使われる前置詞(〜に, 〜の中に[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.12.16

(第16回)卵子の凍結:受精卵凍結(胚凍結)と未受精卵子凍結

昨年 2023 年の春夏ごろ、「卵子凍結」という言葉が頻繁に新聞や TV に登場していたのだが、気づかれただろうか。きっかけは、東京都が、「少子化対策の一環として、健康な女性の卵子凍結保存に対して、支[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.11.15

(第15回)不妊:男性不妊・女性不妊・不妊治療・生殖補助医療

晩婚化・晩産化の進む今日、不妊と聞くと、加齢による生殖能力の低下ばかりに目が行きがちだ。私も、ここまで数回にわたって、年齢にともなう妊娠率の低下や流産率の上昇、遺伝子の変化などについてお話ししてきた。[……]
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