#EU タグ 記事一覧

ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2025.04.15

(第20回)生殖補助医療と子の先天異常:自然妊娠より高い障害をもつ確率

体外で受精させた卵子を子宮に移植する「体外受精・胚移植」や、卵子に精子を直接注入することで受精させ、それを子宮に移植する「顕微授精・胚移植」は、今や標準的な生殖補助医療になりつつあるようだ。しかし、こ[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2025.01.21

(第13回)墓碑銘のラテン語(エレジー, エピタフ, エピグラム):HIC EGO QUI IACEO TENERORUM LUSOR AMORUM/ここに眠る私は, ささやかな恋の詩に戯れた者

エレジー 詩のジャンルをあらわす名称のひとつにエレジー elegy というものがあります. この英語の名称の起源は, 究極的には, 古代ギリシア語の ἐλεγεία (elegeia)に遡るものです[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.12.16

(第16回)卵子の凍結:受精卵凍結(胚凍結)と未受精卵子凍結

昨年 2023 年の春夏ごろ、「卵子凍結」という言葉が頻繁に新聞や TV に登場していたのだが、気づかれただろうか。きっかけは、東京都が、「少子化対策の一環として、健康な女性の卵子凍結保存に対して、支[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.10.15

(第14回)父母の年齢と生殖細胞遺伝子の変化:染色体の突然変異と DNA の断片化

カップルの年齢が上がるにつれ、妊娠率は下がり、流産率は上がり、母体への負の影響は増加する。しかし、それだけではない。カップルの年齢が上がるにつれ、生まれてくる子が何らかの先天性疾患をもっている可能性も[……]
弁護士が推す! 実務に役立つ研究論文| 2024.09.18

(第71回)EUのAI法における生成AIの位置付け(濱野敏彦)

生貝直人「EUのAI規制枠組:AI規制論の生成AI前後」 法とコンピュータ42号(2024年)35頁~40頁より 「AI」という言葉自体は、1956年のダートマス会議において、John McCar[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.09.17

(第13回)男性の年齢と生殖:精液の量と質、妊娠確率、流産確率

かなりの高齢になっても父親になる有名人もいるせいだろうか。それとも、出産するのは女性なので女性のデータのほうが集めやすい、という安易な理由からだろうか。男性の年齢が生殖に及ぼす影響は、女性の年齢の影響[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2024.07.23

(第9回)人生は本当に短いのか? Vīta brevis, ars longa/人生は短く, 学問は長い

古代ローマの哲学者であり悲劇詩人でもあったセネカ(Lucius Annaeus Seneca, 前4年頃~後65年)は, 妻の近親者で友人のパウリーヌス(Paulīnus)に宛てた書簡『人生の短さにつ[……]
プロ精神科医あるあるノート(兼本浩祐)| 2024.05.16

(第4回)ミスド、スタバ、コメダの距離感

蝶に好みの花があるように 蝶というのはかなり厳格に特定の花をターゲットにして蜜を吸うのだという話を聞いたことがあります。たとえばモンシロ蝶はタンポポが好きで、アゲハ蝶はヒガンバナ。ちょっと似合いすぎ[……]
竪琴にロバ:ラテン語格言のお話(野津寛)| 2024.02.22

(第4回)学名のお話 Homō nosce tē ipsum/人間 汝自身を知れ

Homō nosce tē ipsum ホモー ノスケ テー イプスム (人間 汝自身を知れ) 学名のラテン語 この連載の(第1回)「ラテン語は死語なのか?」でも述べたように, ラテン[……]
ヒトの性の生物学(麻生一枝)| 2024.01.16

(第5回)脳の性分化 1:胎児期の男性ホルモンと性自認

第 2 回から第 4 回まで 3 回にわたって,ほ乳類そしてヒトの生殖器官がどのようなしくみでオス型やメス型,あるいはそれとは異なる形に発達していくかをお話ししてきたわけだが,そこでお話しした図 1 [……]
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