#死刑 タグ 記事一覧

私の心に残る裁判例| 2025.07.01

(第85回)見えない線のはざまで(菅野亮)

松戸事件上告審判決 裁判員裁判において死刑の選択が問題となる事案の量刑評議のあり方等 最高裁判所平成27年2月3日第二小法廷判決 【判例時報2256号106号】 見えない線を初めて意識したのは、30[……]
法学セミナー
連載紹介(法学セミナー)| 2025.04.22

リベラリズムが根源的な問いを回避する理由(松尾陽)(連載:笑ってはいけない法哲学 第1回)

◆この記事は「法学セミナー」843号(2025年4・5月号)に掲載されているものです。 1 楽しく生きろ―バッテリィズの漫才 年末に決勝戦が開催されるM-1グランプリ。劇場の漫才に比べれば短い4分とい[……]
伊藤真のひまわり先生| 2024.10.07

(第72回)「袴田事件」再審無罪判決

2024年9月26日静岡地方裁判所で行われた「袴田事件」再審にて、袴田巌さんに無罪判決が言い渡されました。 1966年の逮捕から2014年の再審開始決定に至るまで、拘禁生活は47年7か月に及び、[……]
私の心に残る裁判例| 2023.08.01

(第63回)無罪にいたる長い道のり――「仮説」を「真実」というために何が必要か(後藤貞人)

大阪母子殺害事件 殺人、現住建造物等放火の公訴事実について間接事実を総合して被告人を有罪とした第一審判決及びその事実認定を是認した原判決に、審理不尽の違法、事実誤認の疑いがあるとされた事例 最高裁[……]
私の心に残る裁判例| 2023.05.01

(第60回)死刑制度の存廃に重要な一石を投じた「永山事件」控訴審判決(木谷明)

永山事件控訴審判決 殺人2件、強盗殺人2件、強盗殺人未遂1件等の事案について 一審の死刑判決が破棄され、無期懲役刑が言い渡された事例 ――連続ピストル射殺魔事件控訴審判決 東京高等裁判所昭和56[……]
法格言の散歩道(吉原達也)| 2022.07.05

(第10回)ホモ・サケルとは、人民がその悪行のゆえにそのように判断した者のことである

At homo sacer is est, quem populus judicavit ob maleficium. アト・ホモー・サケル・イス・エスト・ポプルス・ユーディカーウィット・オプ・[……]
私の心に残る裁判例| 2022.07.01

(第50回)「疑わしき」原則の意味とは(伊藤睦)

名張事件第7次再審請求特別抗告 再審請求を棄却した原決定に審理不尽の違法があるとされた事例――名張毒ぶどう酒殺人事件第七次再審請求特別抗告審決定 最高裁判所平成22年4月5日第三小法廷決定 【判[……]
法格言の散歩道(吉原達也)| 2021.11.18

(第2回)各人に各自のものを

Suum cuique. スウム・クィークゥェ 大カトー 「各人に各自のものを。Suum cuique.」は、わずか二語で正義の理念を体現するといわれる。古代ギリシャ以来の正義理念をうつし[……]
おさらい日本の近現代史―「日本」と東アジアの関係を読み解くために| 2021.10.21

(第3回)日本近現代史のなかの「日本人」(大日方純夫)

1 「大日本帝国」の「国民」と「日本人」 前回(第2回 日本近現代史における「日本」の範囲)は、「日本」の範囲について考えた。今回は「日本人」についてである。前回紹介した1918(大正7)年発行の地[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.10.08

(第39回)連載を振り返って(1)

1 違法捜査と冤罪の関係 40回近く続けてきたこの連載(事件数としては28件)も、終わりが近づいた。まだまだ取り上げなければならない事件はあるが(特に、後に述べる第一期には、無罪判決に至ったものだけ[……]
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