#冤罪 タグ 記事一覧

伊藤真のひまわり先生| 2024.10.07

(第72回)「袴田事件」再審無罪判決

2024年9月26日静岡地方裁判所で行われた「袴田事件」再審にて、袴田巌さんに無罪判決が言い渡されました。 1966年の逮捕から2014年の再審開始決定に至るまで、拘禁生活は47年7か月に及び、[……]
一冊散策| 2023.09.22

『冤罪学』(著:西愛礼)

序章 冤罪を学び、冤罪に学ぶ 「被告人は無罪。」 右から裁判長の声が聞こえた。 証言台に座る被告人はまだ不安そうに目をつぶり、うつむいている。 日本語が分からず、通訳を待っているか[……]
私の心に残る裁判例| 2023.05.01

(第60回)死刑制度の存廃に重要な一石を投じた「永山事件」控訴審判決(木谷明)

永山事件控訴審判決 殺人2件、強盗殺人2件、強盗殺人未遂1件等の事案について 一審の死刑判決が破棄され、無期懲役刑が言い渡された事例 ――連続ピストル射殺魔事件控訴審判決 東京高等裁判所昭和56[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.11.11

(第40回)連載を振り返って(2)(最終回)

1 違法捜査の分類 それでは、過去の冤罪事件では、どのような違法捜査が行われてきたかを見てみよう。連載で取り上げた事件における違法捜査は、おおむね、以下のように分類できる。 (1) 身柄拘束に関す[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.10.08

(第39回)連載を振り返って(1)

1 違法捜査と冤罪の関係 40回近く続けてきたこの連載(事件数としては28件)も、終わりが近づいた。まだまだ取り上げなければならない事件はあるが(特に、後に述べる第一期には、無罪判決に至ったものだけ[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.09.06

(第38回)強奪した手提げ金庫の投棄場所を指示させた引当捜査報告書において、帰路に撮影した写真をあたかも往路に撮影したものとして添付した─日野町事件

本連載では、最終的に無罪が確定した事件だけを扱ってきた(唯一の例外が、前回紹介した白鳥事件である)。それは、冤罪と違法捜査の関係を明らかにするためには、冤罪であることが裁判上確定していることが望ましい[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.08.13

(第37回)唯一の物的証拠(拳銃の試射弾丸)を警察がねつ造した疑い─白鳥事件

今回紹介するのは、「開かずの扉」とされていた再審について最高裁が画期的な判断を示して、冤罪救済に途を開いたとされる白鳥事件である。この事件では、警察が重要な証拠をねつ造していた強い疑いがあるとされた([……]
私の心に残る裁判例| 2021.08.02

(第39回)再審制度に命を吹き込んだ白鳥決定(白取祐司)

白鳥事件再審請求に関する特別抗告棄却決定 1 刑訴法435条6号にいう「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」の意義、判断方法 2 刑訴法435条6号にいう「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」の判断に「疑[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.07.06

(第36回)確実な物証はなく目撃証言も不確かなものであったのに、被疑者の弁解を無視する追及的な取調べによって虚偽自白させた─米谷事件(青森の老女殺し事件)

被告人(米谷さん)に対する懲役10年の判決が確定した後「真犯人B」が自首して出て詳細な自白をしたが、裁判所は、起訴後否認に転じたAに無罪判決をし、検察官控訴中にBが自殺してしまうという経緯があった。し[……]
捜査官! その行為は違法です。(木谷明)| 2021.06.10

(第35回)睡眠時間も与えず長時間の厳しい取調べ(拷問)によって虚偽自白させた上、重要な証拠品である鉈や着衣を廃棄した─免田事件

確定死刑囚が再審の結果「アリバイ成立による完全無罪」とされた衝撃的事件であり、死刑囚による再審無罪判決としては史上初のものである。免田さんは、死刑の執行に怯えつつ獄中から無実を訴え続け、34年後に青天[……]
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